Ux___xUのブログ

ラブレターにすらならない

過去

君に会いに行くために、リボンをつけて、髪を巻いた。初めてネイルサロンに行ったのも、君に可愛くなって会いに行くためだった。

ヘアメイクをしたいから髪を伸ばした。

 

やってみたいことの口実に、君の存在があっただけだけれど、私の初めての記憶に君がいるのは紛れもない事実だ。

1か月弱のかわいいのためにお金を払う口実はなくなってしまったけど、まっさらな爪先はなんだか物足りない。

 

一年弱、必死に会いに行ったって、どれだけ好きでいたって、やはり散るときは呆気ないものだった。ああ、好きだったのに、なんて以前もどこかで言っていたな。

あの日のあの時の彼のステージは、なんだったんだって思うけど、もうどうにもならないことである。あたしはあたしなりに、そちら側に立つ人間のことを考えて、感じていたつもりだった。君のステージの機微を感じ取ろうとしていたつもりだった。今更、どうにもならないことである。

 

己に、言い聞かせていく。

 

前と同じ気持ちで好きでいられないことを悟ってしまったら、もう戻れないことをもう痛いほど知っている。

なん百枚とある画像フォルダの彼の写真と、まだ全部消すことのできていない彼とのやりとりも、すぐに過去のものになるのだ。

 

君に投げつけたアルバムと、僅差で一番になれなかったイベント。

君と一緒に駆け抜けた一年の締めくくりは、すごく楽しくて、苦かった。

私なりに、頑張った。みんなだって頑張っているのは知っているし、そんな過程なんて結果にはなんの影響もなく、ただただ、結果だけがすべてだ。

そんなことで頑張ったからなどと宣い、評価を乞うなんて、なんとかっこのつかないことか。

そして、結果が伴っていない時点で、頑張り切れていないのだ。

わたしがもう少し頑張っていれば、という思いは拭いきれない。そんなことないと言ってくれているのは知っているけれど、一番以外意味ないなんて言っていたオタクが、一番をあげられないなんて情けないじゃないか。

 

無理していなかったかというとウソになるけれど、ちょっとくらい無理したっていいから、僕の一番好きな人に、一番の証をあげたかった。モニター越しの君を、パネルにされた君を、ポスターに一番大きく掲載される君を見て笑いたかった。

ぬるぬる

気付いたら推しメンの周年ライブは終わっていたし、配信のイベントも終わっていたし、2023年のうちにまとめようとおもっていたことはなにもまとめないまま、ぬるぬると2024年を迎えてしまった。

年が明けたからといっても、特段代り映えはなく、酒を飲んで寝て起きて酒飲んで寝て、気づけば連休は終わっていたし、やることもなく出勤しては会社でどうしようもなく文章を書きこんでいる。昨日も酒ばっかりのんで、なんか気持ち悪いけど、時間は待ってくれない。

 

昨年もまあ、いろいろあったのだが、端的に言えば

インドネシア人配信者への熱が冷め、仙台のリアル&バーチャルシンガーにはまった。

これ以上に言い表しようがなく、本当は仙台の彼のことについてつらつらと書いていきたいのだが、さすがに前者に触れないわけにもいかない気もする。

長年私を見ていた友人たちは、私が急にインドネシア語を学び始めたのを見て気が狂ったと言っていたし、オタクを降りる際の滅茶苦茶な様を見て、本当に心配していた。まあ、一昨年の冬位に知った人間、しかも言語のやりとりが危うく正しくコミュニケーションが取れているのか確証もない人間にはまりまくり、なんの目的もなく送金をしていたかと思えば、昨年の夏くらいにめちゃくちゃになってオタクを上がると言い、宣言通りしっかりオタク活動をやめていたら、心配もする。オタクやめる、といった発言はもはやオタクの口癖なのだ。

当時は、未練がなかったわけではないが、配信を見ることをやめ、アカウントをブロックし、連絡をとる手段をなくした。ブロックを忘れていたアカウントからは未だに連絡が来ることがあるが、現在は既に冷めきっているため、大きく感情を揺さぶられることはなく、話し方の間がほどよく、こういう所が好きだったなあと勝手にノスタルジーに浸るのみだ。

彼へ言いたいことも聞きたいこともは山ほどある。根も葉もない噂話が飛び交う深堀すれば面白いかもしれないという感情半分、今更面倒なことを掘り返したくはない半分で、今のところ面倒が勝っているといったところだ。そして、彼に執着している暇がないほど好きな人ができたというのもある。

気付いたら、仙台と東京と大阪を行き来しており、半年以上も前のことに執着していられないのだ。今、好きな人について書こうとおもっていたのだが、ここまでで思っていたよりも書き進められてしまった。

仙台の彼については、また後日書き殴ることにしようと思う。

 

舞台の上で死んでくれ

数センチの段差が僕たちを隔てていて、透明な壁がある。こちらからは君に干渉できないのに、ふいに君は僕がいることに気付いてるよって見て、触れて、語り掛けてくるものだから、現実と非現実の狭間にいるみたいだ。

ステージの真ん中にいる君とフロアの最前列にいる私は、手を伸ばせば触れてしまいそうな程近くて、世界一遠い。

一方的な愛を語っている。

結局、こんなにも君が好きで好きで、好きで好きなことなんて、インターネットの隅っこでしか言えないのだ。

 

君がそこで歌っていくと言うのなら、私はずっと、世界一近くて遠い、ステージの最前列で、できる限り君の歌をきいていたい。この距離が、大好きなのだ。

 

ずっと、ぼくたちは交わらない
ずっと、幻想的な空間は僕を惑わせる

 

うらみつらみ

忘れたと思っていても、ふと顔を出す。その度に今度こそは忘れようと思っていた。嫌なことも良かったことも全部、なかったことにしたい。それで感情を揺さぶられるなんて気に食わない。

けど、なんとなく、いっその事擦ってみようと思って彼がよく歌っていた曲を何曲か聴きまくった。いい曲はやっぱいいもので、時折彼がチラつくけどもうどんな声でどんなトーンで雰囲気で歌っていたか、思い出せなくなってきた、気がする。

歌詞の意味をなぞりながら再生して、彼とは真逆だと恨み言。なにが‘私の傍に居て’だ。なんの感情も篭っていなかったじゃないか。

 

相手方は私のことなんてなんとも思っていなかったんだろうけれど、あたしが渡すお金が好きだっただけなんだろうけど、それに、好きだったときからそれは薄々気付いていたけど。

見ないフリした私にも非があるかもな。

いや、無いわ

 

あーあ、

超好きだったのにな!

インターネットに触れはじめた頃にはTwitterがあったし、個人サイトだとかそういったものが少しずつ衰退していく境目だったんだろう。

 

Twitterをはじめ、SNSアカウントはいくつもあるが、個人サイトの作り方なんてしらないし、作ろうとした事もあるが訳が分からずすぐにやめてしまった。文字を書くことは好きだが、元来飽き性でもあるし、こういった簡単に作れるサイトでも、すぐに更新しなくなっていくのが目に見えている。

 

それでも、書きたいことがある。伝えたい人がいる。そんな気持ちにさせてくれた君は、私のここを見ないだろうけど、それでいいのだ。

それくらいが、きっと丁度いいラブレターなのだ。

 

2024/4/8

 

この思いを伝えたいのは君だと思っていたが、そうでもないのかもしれない。君への思いが日に日に薄れてっても、まだまだ文章は生成できるし。“君”がいなくなっちゃっても、自分のいいたいことは溢れてくるし、君たちへの恨み言を吐きつつ、引き続き好き勝手綴っていくことにする。

これも、ある種ラブレターってことにしてもいいだろうか。愛と憎しみって紙一重らしいしさ。